こんにちはてらだ整骨院です。

 

患者さんから「今日はここが痛い」「昨日○○したから痛くなった」など施術前にいろんなことを報告してくれます。

 

私はよく「痛みが出るのことが悪いことではないですよ」とお伝えします。

 

「痛みが出ることが悪いことではない???」

 

私自身、痛みを取り除く仕事をしているのに
「痛みが出ることが悪いことではない」と言うと矛盾しているように聞こえると思います。

 

そのあとに必ず「2,3日でその痛みが消えればしっかり回復力が働いている正常な身体ですよ」とお伝えします。

 

続けて「1週間から2週間たっても「痛みが変化しない」もしくは「だんだん強くなる痛み」が良くない痛みなんですとお伝えします。

 

人の身体には自然治癒力が備わっています。

 

健康な人はこの自然治癒力が働いているおかげであらゆる負荷やストレスに対応できます。

 

しかし「痛み=悪いもの」と思ってしまうと2,3日で良くなる痛みで正常に治癒力が働いている身体でも自分の身体はすぐに痛みが出てしまう悪い身体だと感じてしまいます。

 

その結果、身体を動かすと痛みが出るので、いきいきと身体を動かすことが怖くなり、やめてしまいます。

 

その後、少しずつ身体の筋肉や関節の機能が低下しちょっとした動作でも痛みを感じてしまいます。

 

「久しぶりにボーリングに行けば腕が痛くなる。」

 

「久しぶりに草野球に行けば肩と足が痛くなる。」

 

「久しぶりに長時間買い物をすれば膝やふくらはぎが痛くなる。」

 

ごく自然な身体の反応です。

 

これらの痛みを

「久しぶりに動いたら仕方がないな」

「身体を強くするために必要な痛み」

と感じるのか

「私は○○が悪いから少し動くとすぐに痛くなる・・・」

「これ以上痛くならないように安静にしておこう・・・」

と感じるのか

 

感じ方や考え方の違いでもその後の行動まで変わってくると思います。

 

決して「痛いのに無理に動いてください」ということではありません。

 

「これくらいの痛みだったら動いてもいけそうだな」と思ったタイミングで少しずつ歩き出してみてください。

 

動き出してみるとたくさん良いことがあります。

 

・動く事により身体への酸素供給量が増える
・患部を動かく事で筋肉が伸び縮みすることで筋肉の柔軟性、神経機能の向上
・患部に負荷をかけることで鎮痛効果
・行動することであらゆることに集中するので痛いことばかり考えることが少なくなる。

上記のように動き出してみるとたくさんの良いことがあります。

 

過去に痛くて辛い経験をされた方ほど痛みに対して不安になってしまいます。

 

「性格が弱虫だから」とか「根性がないから」などの話ではありません。

 

無意識に痛みに対して「不安」「恐怖」を感じてしまいます。

 

長期間痛みに悩まされている方はもしかすると無意識に痛みをかばって行動しているかもしれません。

 

痛みがすべて悪いということではなく、痛みばかりを拡大視しすぎてしまい
正常な身体でも悪く感じてしまうことで
ネガティブに身体と心が反応してしまうことが症状を長引かせてしまいます。

 

少しずつ「これくらいの痛みなら動いても大丈夫」と思えるよう自信をつけていくことも大切です。

 

慢性痛で悩まされている方へ少しでもアドバイスになれば幸いです。

 

では今日はこのへんで・・・

 

失礼します。

 

 

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