首の痛み
首が痛い
首の痛みは、姿勢や日常生活の習慣などによる筋肉の緊張や血行障害によって、痛みや頭痛や重だるさなどの症状を起こします。また首、肩甲骨、背骨のバランスが崩れてしまうことによって首の動きが制限されてしまい、動きが少ない状態で首を動かすと首の痛みにつながります。首の痛みをそのままにしておくと、首の筋肉だけでなく、肩・胸・腰の筋肉まで硬くなることにつながります。
首の痛みで重要なのは痛みのある場所(首)だけを診るのではなく、全体の状態を検査した上で、痛みの原因を治療していきます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
いきなり痛みのある患部を治療するのではなく肩回りの筋肉と関節を動かしていきながら首が動かしやすい状態にします。
筋肉に硬結(固い部分)がある場合は血流が悪くなり疲労物質が蓄積しやすくなるのでピンポイントで患部に圧を加えてます。
痛みの強い場合にはテーピング処置も行います。
寝違い
睡眠時の不自然な姿勢や冷えにより、過度に緊張した首から肩にかけての筋肉・筋肉をおおう膜(筋膜)・靭帯が何かの拍子で損傷したためと考えられます。痛みが強い場合には無理に動かさないことをお勧めします。家で安静にできない場合、首にテーピングをし、軽く固定するのも有効です。寝違えた直後に患部を強くマッサージしたり、強くストレッチをしてしまうと逆に症状を悪化させてしまいます。痛みが強い時は安静にすることも治療のひとつになります
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
決して痛みの強い場所を強くマッサージしたりしません。患部から少し離れた場所から体への負担が最小限にすむように施術をしていきます
首を動かすと痛みが強いので首の動きを他の関節で補助できるようにアクチベーター療法で全身のバランスを調整します。
肩の痛み
肩こり
同じ姿勢でパソコンをしていたり、ずっとうつむいて作業したり、変な姿勢が続くと、7キロほどもある頭を支えるために、どうしても筋肉が張って硬くなってしまいます。毛細血管が縮こまり、筋肉が緊張し、血管が圧迫されることで酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積。これが刺激となって、肩こりが起きると考えられています。
肩こりの症状を改善するには頭部、肩甲骨、背骨のバランスの改善が必要です。なぜ肩こりの症状が引き起こされた背景を紐解く事が大切です。施術だけではなく、今までうまく使えていなかった首や身体を支える筋肉を運動療法でアプローチしていき肩こりの出にくい身体を目指して頂きます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
横向きになり肩の動きをスムーズにする為に、肩甲骨をゆっくり動かしていきます。
アクチベーター療法で全身のバランスを調整します。
ストレッチポールを使用してリラックスした状態でエクササイズを行います。
五十肩
「五十肩」というのは俗称で、正しくは「肩関節周囲炎」といいます。
40~50代に好発し、肩関節部の有痛性の拘縮、運動痛とともに夜間痛があることも特徴で、肩関節だけではなく頸部や上腕部に放散痛があることもあります。五十肩の原因は、まだしっかりと解明されていないのが現状です。今のところ分かっている五十肩の原因として、腱板の老化、スポーツなどの外傷、重労働、運動不足、肩の冷え、寝るときの体勢などが挙げられています。五十肩が悪化すると、エプロンの紐を結ぶ、髪を洗う、車の運転、洗濯物を干す、服の着替えなどが不自由となり、日常生活をスムーズに行うことができなくなります。五十肩の施術で重要なのは肩の動きやすい姿勢を作ることです。姿勢が良くない状態でいくら肩を動かす施術をしても無理に動かしているだけになってしまいます。無理に動かすことより動きやすい身体を作る事を優先し、その後、可動域を徐々に広げていきます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
SSP(シルバースパイク)という電気治療で肩の可動域が減少している部分や痛めている部分にピンポイントに電気を流し、関節の動きを広げていきます。
痛めている期間が長いと筋肉は弱くなっているのでもう一度、スムーズに動かせる肩を目指すために回旋筋腱板という薄くて小さな筋肉を強化していきます。
背骨のバランス、特に頸椎、胸椎の動きが少ないと肩に負担がかかるのでアクチベーター療法で全身のバランスを調整します。
腰の痛み
ぎっくり腰
ぎっくり腰とは正式な病名ではなく、「急性腰痛症」の通称 として使われることが多い言葉です。急性腰痛症は、重い物を持ち上げる時や、急に腰を捻る 動作をした時などに発症します。腰がその動きや負荷に耐えられず、痛みが発生してしまいます。ぎっくり腰は腰と言っても、医学的に見れば範囲が広いもの。腰のどの部分が痛むか、原因がどこにあるかが重要になってきます。腰で痛めやすい箇所としては、仙腸関節、 腰椎、筋肉、筋膜などです。それぞれの場所は近く、 同時に複数の箇所を痛めることもあります。腰が痛いと思っていても実は仙腸関節を痛めているという事も少なくありません。ぎっくり腰はしばらく 安静にすれば痛みが治まることもありますし、数日動けないほどの激痛が生じることもあります。まずは「患部は無理に動かさない」という事を大前提に、患部の炎症を抑えることを目的としてゆっくりと施術を進めていきます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
まず炎症が強い時にはアイシングを行い患部の炎症を最小限にとどめます。
痛みが強い場合にはポイントコールドという器具で患部の炎症を抑えながらアイスマッサージを行います。
痛みが強い場合には無理をしてうつ伏せにはならず横向きや座りながら患部の負担を減らすように背中や臀部を施術していきます。
坐骨神経痛
坐骨神経痛は、病名ではなく症状を表すものです。腰から足にかけて伸びる「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで現れる、痛みやしびれなどの症状を言います。多くは腰痛から始まり、お尻や太ももの後ろ側、すね、足先などに痛みやしびれが現れます。多くは腰部脊柱管狭窄(ようぶせきちゅうかんきょうさく)が原因で坐骨神経痛が現れます。腰部脊柱管狭窄とは、腰のあたりにある脊柱管(神経が通る背骨の隙間)が老化などによって狭くなり、神経が圧迫された状態のことを言います。若い方の場合は、腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアが原因となって引き起こされるケースが多いです。また臀部周辺の筋肉が原因で引き起こされる梨状筋症候群、骨や関節では腰椎すべり症、椎間関節症などが挙げられます。
日常生活の困難な状態や、両足の強いしびれで数10メートルも歩けないなど、症状が強い場合には程度や状態を把握するために、まずMRIなど画像診断を受けることお勧めします。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
患部の負担を減らす為にアクチベーター療法で全身のバランスを調整します。
痛みや放散痛を引き起こすトリガーポイントを探し施術します。
マッケンジー体操という腰椎伸展運動をご指導して関節の動きをゆっくりと身体に覚えて頂きます。症状にもよりますが、腰痛予防には欠かせない体操です。
膝の痛み
変形性膝関節症
膝の痛みを抱える方で多いのが、加齢による関節軟骨や半月板がすり減ることによって、膝関節が不安定になり、周囲の滑膜や筋肉などの組織に炎症が起きたりして、痛みがでます。これが膝痛の大半を占める変形性膝関節症です。 症状の程度にもよりますが、変形性膝関節症の治療はすぐに良い結果が出にくいのも事実です。長年、患ってきた膝を急に動かしたり、運動させたりする事はかえって悪化する事もあります。必ず「少しずつ」という条件の中で治療計画を立てます。患者様の経過を観察しながら施術や運動指導を選択していきます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
ゆっくりと膝の動きを確認しながら動かしていきます。
筋力の弱化を防ぐために軽い負荷からトレーニングを行って頂きます。
軽度症状の場合には歩行指導をおこない、正しい歩行で筋力アップを目指します。
症状にもよりますが膝を痛めるメカニズムには背中の動きが影響している事が多く、背中のエクササイズを指導します。
スポーツ障害
内側上顆炎
別名ゴルフ肘とも言われる上腕骨内側上顆炎の痛みですが、ゴルフをしている人だけが起こる肘の痛みではありません。野球やテニス、またスポーツをしてなくても腕をすごく使っている方はなりやすい症状です。主に野球やテニス、ゴルフなどのスポーツの練習をやり過ぎて肘の筋肉の付け根の部分に炎症を起こしてしまいます。腕には上腕骨内側上顆には肘を曲げる筋肉が付着しているのでその筋肉が硬い状態で投球などを行うとこの部分にダメージを与えてしまいます。
痛みが強い場合には安静にしてできるだけ肘を休ませることが大切です。施術では肘の負担を減らしていくように筋肉や関節に対して施術を進めていきます。痛みが軽減してきたタイミングで投球ホームやスイングホームの確認、うまく身体が使えているかが再発予防につながっていきます。
「肘を動かさなくても痛みが出る」「うずいて夜も寝られない」「子供の場合」はまずは病院で画像診断を受けて頂く事をお勧めします。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
肘の内側のストレスを減らす為に患部に影響のある筋肉や関節にストレッチをかけ緩めていきます。
動作解析をおこないうまく力が伝わっているかまた上半身と下半身がうまく連動しているかを見ていきます。
他の関節の動きが悪いとそれを補う為に肘を酷使してしまうので肩関節、手首、各関節の動きが重要です。
足関節捻挫
捻挫とは足首を捻じった状態で強い外力加わり、足の関節を構成している靭帯や関節包などが損傷することを言います。一度靭帯を、強く引き伸ばしてしまうと元の状態には戻らず、緩んだままになってしまいます。緩んだままだと関節が不安定になってしまい、捻挫しやすくなり、これが「捻挫はクセになる」という由縁です。まず受傷後はアイシングや患部を動かさない環境を作る事を優先し、損傷を最小限にとどめます。腫れや症状が軽減してきたタイミングで、足関節を安定させるトレーニングメニューを開始していき、ケガの再発防止に努めます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
腫れがひどい場合はアイシング処置をおこないます。
急性期で患部を安静にしないといけない場合にはテーピング固定をおこないます。
症状が軽減してきたタイミングで早期復帰、今後の捻挫予防の為、筋力強化を目的にバランスマットや自宅でできるエクササイズをご指導いたします。
姿勢が気になる
姿勢が気になる
姿勢が悪くなるメカニズムは一人ひとり違います。多くは日常生活の中で姿勢が悪くなっていきます。しかし中には過去のケガや病歴によって前後、左右のバランスを崩さないといけないケースもあります。一言に姿勢改善と言っても患者様によって考えていかないといけない内容は様々です。患者様の生活習慣や幼少期から現在に至るまでの身体の情報が姿勢改善には重要になってきます。患者様からいろいろな情報を頂く事で、「関節の動きが減少しているのか」「身体を支える筋力が不足しているのか」「身体が効率よく動いているのか」など検査を通して改善箇所を見つけていきながら、姿勢改善のプログラムを立てていきます。
■施術風景(症状によって施術内容は変更されます)
必要に応じて画像にて現在の身体のバランス見て頂きます。
関節の動きや苦手な動きを確認しています。
ご自身で現在の身体の状態を知り、今後の姿勢改善プログラムを理解し納得して施術を受けて頂く事が最も重要で症状改善の近道だと考えています。
必要に応じて骨格が正しい位置に戻るよう刺激を入れていきます。
日常生活でうまく使えていない筋肉を運動療法によって改善していきます。
ストレッチポールを利用して筋肉や関節のバランスを整えていきます。