こんばんは、てらだ整骨院です。

 

今日は腰痛の患者さんのお話を少し紹介させて頂きます。

 

大学生の女性の方です。

 

 

症状は腰痛です。

バイト終わりに特に腰が痛くなるとのことです。

 

 

腰の痛みが強い時はバイトが終わり、
家でゆっくり座っていると立ち上がれないほど痛みが出るとのことでした。

 

 

患者さん自身から「腰が歪んでいるでしょうか。骨盤開いていますか。」と
聞いてこられるぐらい心配されていました。

 

 

その後、問診の情報の元、検査を進めていきました。

 

 

私は一つ疑問に感じました。

 

 

検査ではほとんど痛みなく腰を動かしてくれていました。

私は問診の通りだと腰を動かすともっと痛がるかなと思っていました。

 

 

問診の情報では立ち上がれないくらい腰が痛いのに、
検査で腰椎をメインに股関節、背骨を動かしても痛みはなくむしろ、
いきいきと身体を動かしてくれていました。

 

 

次にバイト先での仕事内容とどんな姿勢が多いかを教えて頂きました。

 

 

すべて納得しました。

 

 

長時間、立ちっぱなしでしかも、かなり片寄った立ち方をされていました。

 

 

この立ち方で２・３時間、動かずにその場に立っていれば、
痛みが出てきてもおかしくないと納得しました。

 

 

骨盤や背骨など構造的なものが原因だと、
自宅や学校など日常生活でいろんなシーンで痛みが出ているはずです。

 

 

今回はバイト後のみに症状が悪化するとのことです。

 

 

その患者さんには施術と立ち方の指導をメインに進めさせて頂きました。

 

 

２回目の施術の際には痛みはかなり軽減したとのことでした。

ほんの少しバイト先での立ち方と家での座り方を変えてもらっただけです。

 

 

大前提に痛みについていろんな可能性を考えることは悪いことではありません。

 

 

今回のケースにおいて、

原因がわからないと骨盤や背骨のゆがみなど
患者さんはいろいろなことを考えてしまい
どんどん不安になってしまいます。

 

 

その不安がどんどん痛みを増加させていきます。

その結果、自分の腰はとても悪いものに感じてしまいます。

 

 

患者さんのとの会話で気になったキーワード

・疲れると腰が痛くなる。

・重たい荷物を持つと腰が痛くなる。

・長時間立つと腰が痛くなる。

頭の中に不安や過去に痛い体験があると上記のように
行動を起こす前に「～～～したら腰が痛くなる。」と
先に考えてしまいます。

 

 

身体は痛くなりたくないから筋肉を固めることで痛みから逃れようとします。

 

 

その結果、可動域は狭くなり無理やり動かそうとすることで関節や筋肉は
悲鳴をあげてしまいます。

 

 

慢性腰痛の患者さんに多い傾向です。

 

 

今回の患者さんには、自分の腰は大丈夫と
自信を持って日々過ごして頂ければと思います。

 

 

では、今日はこのへんで・・・

 

 

失礼します。

 

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