本日は「肩こり、頭痛」で来院された患者様の症例を少しご紹介します。

 

30代女性の患者様で2,3カ月前から
「肩こりと頭痛」の症状が出始めたとのことです。

 

問診と検査を終え脳血管障害などの可能性は低いと判断しました。

 

右肩関節の動きの制限首の後ろに倒す動作ひねる動作の際に痛みを訴えていました。

 

初回はアクティベータメソッドで施術を行いました。

 

首や肩以外にも中や腰の働きが悪いところがありました。

 

(上記画像のの場所が実際にアクティベータ機で施術した場所です。)

 

施術後、痛みは残るが首が動きやすくなったと体感して頂いてその日の施術は終わりました。

 

その後、4回目の施術を終えた時には肩こりは残るがほとんど頭痛が出なくなったと報告してくれました。

 

5回目の施術の前に

患者さん「仕事中、たまに頭痛が出ます」と教えてくれました。

 

「忙しくて、集中している時の方が頭痛が出ますか?」と尋ねました。

 

患者さん「暇な時の方が頭痛がでます」と答えてくれました。

 

そこからいろいろ質問と検査を繰り返していくと

1つのキーワードが出てきました。

 

仕事が暇でやることがない時に
「上司からさぼっていると思われたらどうしよう」と、
いつも不安を感じていると教えてくれました。

患者さんがベッドで仰向けになりながら、

仕事が暇な時の話や上司の話をしている時に無意識に身体が緊張していました。

 

私はわざと仕事の違う話や同僚の話、後輩の話をしても全然身体が緊張しませんでした。

 

今回の患者様は非常にまじめで責任感の強く

仕事量が少ない時に「上司からさぼっている」と思われたらどうしようという

不安が無意識に身体の緊張を生み頭痛に繋がっていたと考えられます。

 

まず今の自分の症状を知ってもらうところからがスタートです。

 

「上司のことを考えないようにする」のではなく
「上司のことを考えても頭痛が出ない身体を作る」ということが目標になります。

その日はアクティベータメソッド以外にも呼吸による調整も行いました。

 

その後、7回目の施術で症状が安定してきたので、

1カ月後の予約を取って頂き帰宅して頂きました。

 

人間の身体は知らず知らずのうちにあらゆる「痛みスイッチ」を作ってしまいます。

 

不安を感じた時イライラした時ストレスを感じた時など
「痛みスイッチ」を押しやすくなってしまいます。

 

今回の上司に対して評価を気にするという不安が
無意識に身体が緊張してしまい頭痛や肩こりを引き起こしてしまうといった症例でした。

 

心(脳)と身体はつながっていると
改めて感じされられる症例でした。

 

頭痛や肩こりで悩んでいる方は1度、
自分の為に時間を作って息抜きや気分転換をしてみることも
身体と心の最高のご褒美になります。

 

まじめに体操をするより身体が軽くなるかもしれません。

 

では今日はこのへんで・・・

 

失礼します。

 

 

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